株式会社フォーラル

ひかりちゃん学級

Hikari chan's Class

離乳食とは

離乳食とはどんなもの?

赤ちゃんが母乳やミルクを卒業して、普通の食事から栄養が摂れるよう練習する食事です。大人と違い、赤ちゃんはまだ体が未発達なので、最初はとろとろしたものから始めます。徐々に形のある固いものへと変えていき、固形食を食べられるようにしていきます。
今回は、離乳食の役割と進め方についてお話します♪

離乳食がもつ5つの役割

  • 1

    栄養補給

    赤ちゃんが成長すると母乳やミルクだけでは栄養が不足してしまいます。

  • 2

    かむ練習

    赤ちゃんの成長段階に適した離乳食を与えて噛む力をつけていきます。
    噛むことで赤ちゃんの脳細胞を刺激し、脳の発達を促すといわれています。

  • 3

    消化機能の発達を促す

    5ヶ月ごろになると、唾液をはじめとする消化液の分泌量が増え、消化機能が発達してきます。
    離乳食を与えることによって、消化酵素の分泌、消化機能の発達が促されます。

  • 4

    味覚の形成

    味覚は甘味、酸味、苦味、塩味、旨味の5つの味で形成されます。
    成長が盛んな時期にいろいろな食べ物を食べさせてあげることで味覚が形成されていきます。

  • 5

    食習慣の確立

    離乳食を与える時間、回数、場所を決めて規則正しく食べさせることを繰り返すことにより、食習慣の確立につながります。

離乳食の基本ルール

  • 赤ちゃんが飲み込める形に調理する
  • 食材は加熱して殺菌する
  • 「味付けなし」からスタート
  • 赤ちゃんにとってのNG食材に注意!

離乳食はどのように進めるの?

離乳食は目安として4つの段階があり、「初期」「中期」「後期」「完了期」に分けられます。
食事の量や食べ物の固さなど、成長に合わせて変えていきますが、発育の早さには個人差があります。身体特徴などの情報だけでなく、お子様の成長をよく観察し、お子様に合わせて進めていきましょう。

離乳食期の食べられるもの・食べられないもの

〇:食べてよいもの
△:注意して少量やごくたまになら大丈夫なもの
×:まだ与える時期ではないもの

米・パン・めん類

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魚・魚加工食品 

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卵・大豆製品

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肉類・加工食品

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野菜・海藻類・くだもの 

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調味料

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特に気を付けてほしい食品

しょうが、にんにく、こしょうなどのスパイス

えぐみ、渋みの強いもの、刺激の強いものは控えた方がよい食品です。
普段は気をつけていても、とりわけ離乳食でうっかり入ってしまうということも考えられます。
にんにくを使う場合は香りづけ程度にし、できるだけ使わないようにしましょう

はちみつ

はちみつは自然の食品であるためボツリヌス菌が含まれている可能性があります。
乳児ボツリヌス症を引き起こすことがあるので、1歳ごろまでは控えてくださいる必要があります。

カニ・エビ・そば・ナッツ

アレルギーを起こすと強い症状がでやすい食品ですので、離乳食が終わるまでは控えたほうがよいです。

ベビーフードについて

上手に使えばとっても便利です。利用するときには以下のことに気をつけましょう。

子どもに与える前には一口食べて確認しましょう。

・子どもの月齢や固さにあっているか?温めたものは温度を確かめます。

用途にあわせて上手に選びましょう。

・そのまま主食やおかずとなるもの。下ごしらえしたもの。味付け用の調味ソースなど、用途に合わせて種類も多様です。
・レバーなどを取り入れた製品を利用すれば不足しがちな鉄分の補給源となります。   
・外出や旅行のとき、時間のないとき、メニューを1品増やしたい、変化をつけたいときにも便利です。

料理名や原材料を見て、栄養バランスが偏らないようにしましょう。

・1日2回食になったら「主食、主菜、副菜」が揃う食事内容にします。
・原材料をみて、穀類、野菜、たんぱく質性食品がとれるよう工夫しましょう。

料理名や原材料を見て、離乳食を手作りする際の参考にしましょう。

・離乳食を手作りする際にベビーフードの食材の大きさ、固さ、とろみ、味付け等、参考にしてみてください。

開封後の保存には注意しましょう。食べ残しや作りおきは与えません。 

・瓶詰やレトルト製品は、開封後はすぐに与えましょう。与える前に別の器に移せば、冷凍または冷蔵で保存が出来ます。
・乾燥品は、吸湿性があるため使いきりタイプの小袋になっているものが多いです。
食べ残しや作りおきは、衛生面上与えないようにしましょう。 

好みのものを見つけておくと安心です。

・誰かに預けた時や災害時に食べられるベビーフードが分かっていると安心です。様々なベビーフードがあるので、試してみてください。
★表示(注意事項)をよく読んで使用しましょう★

離乳食について、理解を深めていただけましたでしょうか??
「初期」「中期」「後期」「完了期」のそれぞれの段階については、また詳しくご説明させていただきます。
最初は不安なことも多いと思いますが、あまり気負わずに楽しんでトライしてみましょう♪

フォーラルの各薬局では毎日栄養相談を行っています!
離乳食のお悩みもぜひご相談下さい♪