株式会社フォーラル

ひかりちゃん学級

Hikari chan's Class

ジェネリック医薬品

平成29年6月の閣議決定において、「2020年9月までに、後発医薬品の使用割合を80%とし、できる限り早期に達成できるよう、更なる使用促進策を検討する。」と定められました。

ジェネリック医薬品とは

医薬品は「新薬(先発医薬品)」と「ジェネリック医薬品」の2種類に分けられます。
新薬は、9〜17年もの歳月と数百億円以上の費用をかけて開発されます。その新薬の発売から数年後、特許が切れた後に他の製薬会社から新薬と同じ有効成分を含み、安全性や品質、効き目が元の薬と同じお薬を作ることができるようになります。これがジェネリック医薬品です。
新薬に比べて開発費や開発期間が少ないために、新薬よりも低価格で提供されています。

ジェネリック医薬品のメリット

1.新薬よりも低価格なので負担が少ない

2.味や飲みやすさ、使用感が改良されているものがある

国の医療費削減のため、ジェネリック医薬品は推進されています!
医療費は年々増加しており、現在の日本の医療費は約40兆円と言われています。
その中でも薬剤費は約8兆円を占めており、その削減のためにもジェネリック医薬品はとても重要です。

ジェネリック医薬品にするには?

医師や薬剤師にジェネリック医薬品を希望していることをお伝えください。
ジェネリック医薬品希望カードやジェネリック医薬品希望シールというものもありますのでぜひ利用してみてください!

オーソライズドジェネリック(AG)とは

最近では、ジェネリック医薬品以外にも、オーソライズドジェネリックと呼ばれる医薬品が発売されています。
これは、ジェネリック医薬品と同様に、薬の発売から特許が切れた後に製造される医薬品です。
ジェネリック医薬品が、有効成分が同じで添加物などが異なる可能性がある一方、オーソライズドジェネリックはもとの新薬と有効成分だけでなく、原薬、添加物、製法などが全く同じ後発医薬品です。
オーソライズドジェネリックもジェネリック医薬品と同じように新薬よりも低価格です。
ジェネリック医薬品を使うことに少し抵抗がある…という方はこちらもぜひ検討してみてください!

どうしてジェネリックをすすめるの?

今、日本の医療費は増え続けています。
このまま増えていくと、国がその金額を負担できなくなり、患者さんの負担が大きくなる可能性があります。他にも福祉や公共の設備に充てる分が減ってしまう可能性もあります。

増え続ける医療費を抑えるために今できること…

1.今必要のない薬をもらわないこと

2.薬をジェネリックに変えること

この2点です。未来を見据えて医療費を減らすひとつの手段として、ぜひジェネリック医薬品を検討してみてください!