株式会社フォーラル

公認スポーツファーマシストはアスリートはもちろんスポーツを楽しむ人たちに最新のドーピング防止に関する知識をもとに薬の正しい使い方や薬や健康に関する相談・啓発を行う薬剤師です。

ドーピングとは「スポーツにおいて禁止されている物質や方法によって競技能力を高め、意図的に自分だけが優位に立ち、勝利を得ようとする行為」のことです。ドーピングには意図しないものも含まれ、禁止物質が入っていることを知らずに薬やサプリを飲んでしまう「うっかりドーピング」が問題となっています。

アンチ・ドーピングとは、ドーピング行為に反対し、スポーツがスポーツとして成り立つための、教育・啓発や検査といった様々な活動のことです。競技を行うすべてのアスリートがフェアでいることはスポーツの価値やアスリートの健康を守るためにとても重要となります。

「風邪を引いてしまったけど薬はドーピングが怖くて飲めない」、「サプリをすすめられたけど飲んで大丈夫か不安」そんな時はスポーツファーマシストに相談してみましょう！どんなに些細な事でも最新のアンチドーピングの知識をもとにお答えいたします。公認スポーツファーマシストのサイトからお近くのスポーツファーマシストを探すことができるのでご活用下さい。
また、小中学校でのアンチドーピング教育、各競技団体への情報提供などの教育・啓発活動も行っています。

スポーツファーマシストは薬局やドラッグストア、病院はもちろん製薬企業、大学などにもいます。2020年度は10,211人が認定され、その数は年々増えています。スポーツを楽しむ人たちにとって、より身近な存在になってきているので、きっと信頼できるスポーツファーマシストに出会うことができます。

東京２０２０オリンピックでは選手村の診療所に英語対応可能なスポーツファーマシストの資格をもった薬剤師が参加しました。世界ドーピング機構（WADA）のデータベースから使用可能かのチェックや、事前に所定の手続きを行うことで禁止物質・禁止方法を使用できる治療使用特例（TUE）の申請をしているかの確認など専門的な知識を用いて各国の代表選手に対応しました。